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CoRE受賞チームから学ぶ!応募シートの極意~第2回~”リスクアセスメント賞”「TKG」

公開日: 2025年03月06日

皆さんこんにちは!CoRE表彰評価委員です!

応募シートの極意!
第2回はCoRE2024にて”リスクアセスメント賞”を受賞したチーム「TKG」の応募シートを例に、ポイントを紹介していきます!!!!

 

CoREチーム紹介ページ

TKG

東海地方4社の社会人連合チーム。ロボット開発を楽しむことがモットー。
CoRE-1: 2024にて革新的技術賞、リスクアセスメント賞を受賞。


 


”リスクアセスメント賞”
「安全第一」という言葉を目にしたことがない人はいないと思いますが、日常生活で安全について真剣に考えることは少ないでしょう。
しかし、ものづくりにおいて安全は何よりも優先されるべきもので避けては通れないものです。
安全を考えるためにはリスク(危険)をアセスメント(評価)する必要があります。
その手法としてScrambleではCoREリスクアセスメントシートを提供しています。
今回はリスクアセスメントの取り組みが優秀であると認められたチームを表彰するのがリスクアセスメント賞です。

ポイント① リスクアセスメントの結果を書こう

リスクアセスメントの手法はISO:12100などで確立されています。リスクはぜひリスクレベルを用いて記載してください。
この例ではリスク低減措置のBefore&Afterが書かれていることでリスクに対して真摯に向き合って対策したことが伝わります。
チーム「TKG」の応募シートはリスクレベルの根拠も示しているのでリスクアセスメント手法を用いてリスクレベル算定をしたことがわかり、goodです。

ポイント② リスク情報を共有しよう

どのようにチーム全体で危険を認識、共有したか具体的に書こう。

ポイント③ 画像は説明を追加してどこを見てほしいか誘導しよう

写真の中のどこを説明しているのか、何を見てほしいのかを吹き出しを使って説明しています。
吹き出しや矢印などで読む人を誘導する図の使い方が高得点のポイント!

ポイント④ ロボットの設計や作業環境以外にも目を向けよう

ルーブリックではロボットの設計や作業環境のリスクアセスメントを評価基準として挙げています。
チーム「TKG」はプラスαとして活動の前後も含めてリスクアセスメントを行っています。
指示された範囲を超えてものづくり活動全体を見渡してリスクアセスメントを行って安全を確保しているため最高得点の超越を獲得しました!

 


 

活動の中でケガをしてしまうと自分が痛いだけでなく、最悪の場合チーム活動そのものを中止しなければいけない可能性があります。

しっかりとリスクアセスメントをして、ご安全にロボット製作をしていきましょう!

それでは、また次回!!!

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